矯正歯科治療は痛い?痛い理由や対処法を解説。痛いと感じるタイミングやピークも
矯正歯科治療を検討している方からよくいただくご相談の一つが、「痛みはどれくらいあるのですか?」というものです。確かに矯正歯科治療中に歯の痛みが伴うことがありますが、その多くは一時的なもので、対処方法を知っておけば安心して治療を進められます。
痛みが不安で矯正歯科治療に踏み出せない方もいらっしゃいますが、どの痛みも一過性であり、医師のサポートやケア次第で軽減可能です。我慢せず、気になることは遠慮なく相談することが大切です。
美しい歯並びと健康な咬み合わせを手に入れるための第一歩として、ぜひ前向きに矯正歯科治療をご検討ください。
矯正歯科治療の期間に不安がある方は、国内外で多数の講演実績を持つ歯科医師が在籍する、愛媛県松山市の大谷歯科矯正歯科にご相談ください>
矯正歯科治療は痛い?痛い理由は?
「矯正=痛そう」と思う方も多いですよね。
ワイヤー矯正の場合、調整後2〜3時間後から3日間ほどは、「ジンジン」するような痛みを感じることが多いです。
また、調整後1週間ほどは、歯応えのある固い食べ物(食パンのミミ、 唐揚げ、赤身のお肉など)を強く咬むと、痛くて食べにくいことがあります。
マウスピース矯正の場合、ワイヤー矯正と比較すると痛みを感じにくく、新しいマウスピースに交換したときに、ちょっときついような違和感を感じる程度です。痛みに対して苦手意識がある方は、マウスピース矯正を検討しても良いかもしれません。
ただし、実際には「痛い」と言っても、何かが刺さったり、包丁で切ったりするような痛みの種類ではなく、正座した後に足が痺れるような感覚に近いです。あの「ジンジン」する感じが、調整後3日間程度発生します。
しかし、小学生でも矯正治療を受けられるのですから、恐れるほどの痛みではありません。多くの人が「慣れていく」ことのできる程度です。
その原因として、矯正期間中は、歯が骨の中を動くことによって骨が作り変わる(骨のリモデリング)のですが、その際に痛みを感じる物質が放出されるからです。正しく歯が移動しているというサインなのですが、痛みを感じるとしんどいですよね。
痛みの感じ方は人それぞれで、中には全く痛くないと感じる方もいれば、調整後は1週間ほどずっと痛く、お粥のような柔らかいものしか食べたくない、とおっしゃる方もいます。
しかし、痛みを和らげるために、痛み止めを飲むことはあまりお勧めできません。
なぜなら、骨が作り変わる時に発生する「痛みを感じる物質(主としてプロスタグランジン)」は、骨の中の細胞の働きを指令している物質の一つで、この物質を痛み止めで遮断してしまうと、歯の動きが遅くなる可能性が高いからです。
治療を重ねるにつれて、少しずつ慣れていくことがほとんどですので、個別に相談しながら治療を進めていきましょう。
矯正歯科治療で痛いと感じやすいタイミング
ワイヤー矯正において特に痛みを感じやすいのは、装置を新しくつけた後や、調整後の3日間程度です。前述の通り、その期間は「ジンジン」するような痛みを感じることが多いですが、慣れてくれば気にならなくなってきます。
その後は、特に痛みを感じることはありませんが、歯の動きが活発な人は、そこからさらに2週間程度すると、再度「ジンジン」する痛みが発生することがあります。
これは、1回目の骨のリモデリングが終了した後、2回目の骨のリモデリングが開始された合図で、歯の動きが早い人に発生する現象です。
マウスピース矯正では、次の新しいマウスピースに変更した直後から3日間程度、「きつい感じ」「締め付けられるような感じ」が出ることがあります。しかしながら、ワイヤー矯正よりは痛みが少なく、不快感を感じにくいことが多いです。
歯が移動するとき
前述の通り、歯が動く時期(調整後3日間程度)には、「歯が浮くような重い感じ」「奥歯に響くようなズキズキ」した感じがあります。「硬いものを咬むと響く」と感じることも。
どうしても痛みが我慢できない場合は、痛み止めを服用するのではなく、氷など冷たいものを口に含んでみましょう。痛みを和らげることができます。
食べ物を噛むとき
装置をつけた後や毎回の調整後から3日間程度は、咬む時に少し「ジーン」とした痛みを感じることが多いです。特に、パンのミミや唐揚げなどの硬い食べ物だと、「ギシッ」と響いたり、咬んだ部位を中心に痛くなる感覚が発生します。
そんなときは、お粥やスープ、うどん、やわらかいパンなどを中心に、痛みが落ち着くまでは無理をせずに、食事を楽しんでください。
矯正器具が口内に当たるとき
表側のワイヤーやブラケットが、頬の内側や唇に当たって、口内炎ができることがあります。
また、話すときもご飯を食べる時も舌がずっと動いていますので、裏側のワイヤー矯正では、舌に装置が当たって口内炎になったりすることがあります。
併せて、歯の裏側に装置がついているときは、喋りにくく、舌足らずのような赤ちゃん言葉っぽい発音になったり、食べ物が飲み込みにくいと感じることがあります。
特に、装置を装着してから最初の1〜2週間は違和感が強いと思いますが、1ヶ月程度で徐々に慣れてきます。
装置が当たりにくいように、当院では、外れにくく、そのまま食事や歯磨きもできるカバー剤をおつけしていきます。ご希望の部位をお申し出ください。
また、ご自身でも使えるカバー剤をご購入いただけると、万が一外れた場合も違和感が少なく、痛みがぐっと楽になります。慣れるまでの工夫としておすすめです。
矯正歯科治療の痛みのピークはいつ?
ワイヤー矯正において特に痛みを感じやすいのは、装置を新しくつけた後や調整後の3日間程度です。
前述の通り、その期間は「ジンジン」するような痛みを感じることが多いですが、慣れてくると気にならなくなってきます。
その後は、特に痛みを感じることはありませんが、歯の動きが活発な人は、そこからさらに2週間程度すると、再度「ジンジン」する痛みが発生することがあります。
これは、1回目の骨のリモデリングが終了した後、2回目の骨のリモデリングが開始された合図で、歯の動きが早い人に発生する現象です。
マウスピース矯正では、次の新しいマウスピースに変更した直後から3日間程度、「きつい感じ」「締め付けられるような感じ」が出ることがあります。しかしながら、ワイヤー矯正よりは痛みが少なく、感じにくいことが多いです。
矯正歯科治療の痛みはいつまで続く?
装置やワイヤーを交換・調整した後の痛みは、2〜3日でピークを迎え、1週間以内にはある程度落ち着くことが多いです。以降は、ほとんど痛みを感じずに過ごせます。
当院では、なるべく痛みの出にくい、かつ見た目が金属色ではない、特殊なワイヤー(ロジウムコーティングされた形状記憶合金ワイヤー)を使用しております。
もし痛みが長引く、または強すぎる場合は、何か異常があるかもしれません。遠慮なく歯科医師にご相談ください。
矯正歯科治療で痛い時の対処法
鎮痛剤を服用する
前述の通り、痛みがつらい時に痛み止めを服用することは、お勧めしていません。
なぜなら、骨が作り変わる時に発生する「痛みを感じる物質(主としてプロスタグランジン)」は、骨の中の細胞の働きを指令している物質の一つで、この物質を痛み止めで遮断してしまうと、歯の動きが遅くなる可能性が高いからです。
どうしても痛みが辛い場合は、当院から痛み止めを処方することもあります。
治療を重ねるにつれて、少しずつ慣れていくことがほとんどですので、個別に相談しながら治療を進めていきましょう。
硬い食べ物を避ける
痛みが強い時期は、硬い食べ物よりも、やわらかいものを選んで食事を工夫してみましょう。お粥や煮込みうどん、やわらかいパンなどがおすすめです。
どうしても炭水化物が中心となり、栄養素が偏りやすくなりますので、野菜を煮込んだスープ、蒸し野菜などで、意識的にビタミンを補給しましょう。
矯正用ワックスを使う
矯正装置がお口の中に当たる痛みに対しては、矯正用のカバー剤の活用がとても効果的です。
ご自身でご購入いただき、痛い部位をティッシュペーパーなどで軽く乾燥させてから、カバー剤を小さく丸めて、ブラケットやワイヤーに貼るだけで、粘膜への当たりをやわらげてくれます。
ただし、温かい食べ物で溶けたりすることがありますので、食事の際は外すことをお勧めしています。毎回の食事の時につけ外ししなくても良いように、当院では1ヶ月程度効果のあるカバー剤をつけることができますので、遠慮なくお申し出ください。
痛みの出る箇所を冷やす
痛む部分に、冷たいタオルや氷枕を短時間当てたり、実際に氷を口に含んだりすると、痛みが楽になります。
お口の外側から当てるだけでも効果があります。1回5〜10分くらいを目安に行ってください。
歯科医師に相談する
「痛いけど、これって普通かな…?」と思ったら、お気軽に歯科医院にご相談ください。少し調整を変えることでラクになる場合もあり、適切なアドバイスももらえます。
口内炎が頻繁にできる人には、口内炎ができづらくなるドリンク(別途ご購入していただく必要あり)もご案内できますので、ぜひご相談ください。
また、当院のスタッフや歯科医師は、矯正治療進行中もしくは矯正経験者が多数在籍しています。お気軽にご相談ください。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどちらが痛い?
ワイヤー矯正は調整時に、マウスピース矯正は新しいマウスピース装着時に、「ギュッ」と締まるような感覚があります。
一般的には、ワイヤー矯正の方が痛みを感じやすいと言われます。
一方、マウスピース矯正では、1つのマウスピースで0.25mmだけ動くように設計されていて、マウスピース本体も柔らかいため、歯にかかる圧力が少なく、痛みも比較的穏やかで、「違和感」程度に終わることが多いです。
ただし、取り外しを頻繁に行いますので、ガタガタが強い部分はマウスピースの着脱時に痛みを感じることがあります。
矯正歯科治療の痛みに不安がある方は、国内外で多数の講演実績を持つ医師が監修する愛媛県松山市の大谷歯科矯正歯科にご相談ください
当院は、国内外の学会で数多くの講演実績を持つ歯科医師が診療を監修しており、知識と技術をもとに、確かな治療をご提供しています。